音源
先日録音した音源をラフミックスしてMDに落とし、車で聞く。いまや車は大事なワークスペースである。
リズムが明らかにもたっているところがあった。まあキングクリムゾンでさえも明らかにもたっていることもあるし…ボーカルとかを入れれば目立たないだろう。ミキシングはプレイヤーの良さを最大限に引き出し、悪いところをカバーする作業でもある。
EQについては、今回はそこまでいじらなくてもよさそうだ。基本的に良く録れてる。ドラムのマイキングが成功したようだ。スネアのチューニングもちょうど良い。ベースも前に出てきた。
アレンジとミックスの参考にいきものがかりを聞いている。教材として「茜色の約束」を選択。アレンジャーは島田正典。以前テレビでこの人の特集を見て、気になっていた人物だ。良く聞いてみると、一体何トラック重ねてんだっていうくらい、色んな音が入っている。イントロなんか、ストリングス、オルガン、ピアノ、アコギ、鉄琴みたいな良くわからないキラキラした音、…とにかく「メジャー感」が半端じゃない。かなり作りこまれている。全体的にハイが持ち上がってクリアな音像。これは楽曲を携帯などで聞くのを想定しての音作りかな、と穿ってみたりする。ボーカルもところどころで薄いエフェクトがかかっていたりして、かなりドラマティック感が演出されている。良く聞くと、かなりお腹いっぱいになる。ローファイ&アングラ志向の俺が目指す方向性ではないな、と。ここでこんな音も入れちゃうんだ、と気づかされる点では参考にになる。今回は、色々試そうと思っている。
あー、楽しい。
安倍