CD部屋

Music for Airports(1978) / Brian Eno

アンビエント・ミュージックの金字塔。その名の通り、もともとは空港で流すためのBGMとして作成された。ひたすら単調な音が鳴り続けるのだが、決して無機質ではない。心地よい響きが微妙な変化を伴って繰り返される。空間をやすらぎの空間に変えてくれる。ただただ、美しい。魔法のような音楽である。瞑想、睡眠導入にも最適。色々とアンビエント・ミュージックを聞いたが、結局最後はこの一枚に戻って来てしまう。持っていて損はない一枚。

Weezer(Green Album)(2001) / Weezer

みんな大好き、ウィーザー。バンドでもよくカバーした。数あるアルバムの中で、このGreen...

Mellon Collie & the Infinite Sadness(1995) / The Smashing Pumpkins

名盤中の名盤。今聞いてもその輝きは全く失せない。一生聞き続けるであろうアルバムの中の一つである。「Tonight, Tonihgt」は何度聞いても心が震える。激しさと繊細さを内包した、まさにタイトル通り、メランコリックで悲しい世界が2枚のCDに詰め込まれている。"Time is never time alone" "Blieve in me as I believe in you" "Love is suicide" "In spite of my rage I'm still just a rat in a...

White Blood Cells(2002) / The White Stripes

The White Stripesは、一番影響を受けたバンドだと思う。初めて聞いたのがこのアルバム。「バンドって、これでいいんだ!」と思わせてくれた。ギターとドラムというシンプルな構成。演奏は上手くないのにカッコいい。余計なギターのノイズとか、雑音すらカッコいい。スカスカなのがカッコいい。生々しいのがカッコいい。余計なものはないほうがカッコいい。聞いた瞬間、価値観が変わった。1曲目のDead Leaves and The Dirty Groundでもうノックアウト。Jack...

SAPPUKEI(2000) / NUMBER GIRL

大学生の時、初めて聞いたナンバーガールのCD。攻撃的なサウンド、独特なコード感、エコーが効いたアンビエント的なボーカル、東京という都会に対する冷めた視線を歌った歌詞。自分にとってものすごく新しかった。アヒトイナザワの鋭いトラミング、中尾憲太郎のうねるドライブの効いたベース、向井秀徳と田渕ひさ子の突き刺すようなギター、そして絶叫するボーカル。シューゲイザー的なにおい。鬱屈した感情の爆発。強烈なサブカル臭。夢中になって聞いた。 吉村秀樹の名前を知ったのは、このアルバムの中で一番好きな曲「The Abstruct...

Garden State Soundtrack (2004)

Garden State(邦題『終わりで始まりの4日間』)は映画もイイのだが、なんといっても使われている音楽が良い。映画全体に流れるやさしく包み込むようなノスタルジックな空気感は、その曲たちによって支えられている。物語で主人公の2人が出会うきっかけになるThe Shinsをはじめ、Nick DrakeやRemy Zeroなど、このサントラで知って聞くようになったアーティストは多い。Collin Heyの「I Just Don't Think I'll Ever Get Over You」などは泣ける。ちなみにこの曲とLed Zepelinの「Thank...

Monty Alexander Live! (2007, Originally Released in 1973) / Monty Alexander Trio

ピアノジャズと言ったらビル・エヴァンズという人が多いと思うが、あえて俺はモンティー・アレキサンダーを推す。モンティーの魅力は、とにかくサウンドの楽しさだ。このCDの3曲目「Satin...

agreement the superfree (2014) / agreement the superfree

かなり昔に、一度だけ対バンしたことのある彼ら。彼らのライブを見たときの衝撃は忘れない。とにかくぶっ飛んでた。もっとさらけださなきゃと強く思った。それ以来大好きなバンドである。ライブの時にもらった無料配布CDはいまだにたまに聞く。「ビバリーヒルズ」とか名曲だと思う。彼らの情報を検索していたところ、いつの間にか上京してて、いまも活動していることを知った。さらに最新のCDが出たと知り、ソッコーでAmazonでポチッた。素晴らしき爆音。パンク。「プロ」という曲の"カ行がうまく言えない彼/キのこと「ティ」って言う"っていう歌詞が最高。ツボった。全体的に荒々しくも、よく考えられたサウンド。聞けば聞くほどは

Sweet Spot (2005) - ゆらゆら帝国

一言でいえば、変態。そう、ド変態である。変態アルバムランキングダントツ1位である。日本のジミヘン、坂本慎太郎ワールドが頂点に達している。亀川千代のベースと柴田一郎のドラムも変態である。バンドとはこうあるべきだという一つの完成形を示している。兎にも角にもサウンドがヤバい。「タコ物語」の鬼キモなギターリフ。「ロボットでした」の間奏で聞ける激ヤバトリップサウンド。「急所」の変態和音ギター。「はて人間は」の乾いたギターが絡み合うハーモニー。ジミヘン的なトリップ感を味わえる。シュールな歌詞と、アルバム全体に流れる虚無感。中毒性があるので注意が必要だ。一度聞いたらとり憑かれる。多分彼らが伝えたいことなんて